るじょーむ(平成14年11月号)

 

 

法人会青年部との合同視察研修会を開催

  法人会青年部と青年経営者会合同の視察研修会を10月3日(木)に横浜赤レンガ倉庫ショッピングモールと新日本石油轄ェ岸製油所を視察地として22名の参加者を得て行いました。
 クラシックな倉庫の外観を巧みに活かし内部は快適かつモダンに仕上げたショッピングモールは横浜らしい雰囲気をいっぱいに持っておりましたし、次に訪れた根岸製油所は予想通り日本有数の規模で その大きさに目をみはりました。
 また、視察終了後の夕食は東京湾屋形船で楽しくとりましたが、乗船前に車中で見たビデオが「タイタニック」という最適なものだったせいか軽い船酔いが数人あり、栃木は内陸県であるということを再認識いたしました。
 以上、簡単に視察研修の一日を述べましたが  お忙しいなか時間を割いて参加して下さったメンバーの皆様に心よりの感謝を申し上げ今回の報告とさせていただきます。

      法人会栃木地区会青年部長 小田垣俊郎

 

食にこだわり

日本のご馳走「ステーキ」。それがある日を境に一転してしまいました。
私たちは...とあまり危機感も抱かなかったあの頃、日本国内で初めてBSEが発見された平成13年9月10日。その日から私たちは恐々とした日々を過ごすこととなってしまったのです。そして早一年が経ち、食肉業界も真実が消費者に正確に伝わるよう業界内において改善を重ね、万全を尽くしてまいりました。結果和牛においては安全宣言を掲げることができたものと信じております。
そこで、今回は弊社が扱う「前日光和牛」についてお話したいと思います。日本には「近江牛」「松坂牛」など、誉高い和牛がございますが、いずれも味もさることながら値段も驚くほどです。では、「前日光和牛」はいかがなものでしょうか。知名度は未だながらも、食してはブランド牛と比べても決して見劣りするものではございません。さらに、ブランド牛と比べますと、かなりリーズナブルな価格でご提供させて頂いだける逸品であります。
広大な関東平野の北部「下都賀地区」(前日光地域)は日光・那須連山を擁き、その山々を水源とした鬼怒川水系の良質な水を存分に有し、全国有数の稲作・麦作地帯でもあり、大変自然に恵まれた地域で牛の飼育に適した地域なのです。その「前日光地区」にございます弊社畜産部では、県知事賞をはじめとした数々の賞を受賞した牛を飼育しております。
味にうるさい牛たちの好みに応じて、十数種類の穀物を1頭づつブレンドしたこだわりの飼料を存分に与え、よりおいしく健康な牛を生産することを念頭におき、日々努力をしております。
このように、愛情いっぱいに飼育した牛は、食べて満足・よりコストパフォーマンスの高い「前日光和牛」として生産者より直接お届けしています。「ステーキ」が再びご馳走になれる日を信じて、「前日光和牛」が日本の名だたる和牛になれるよう日々研鑚を重ねてゆきたいものです。
やはり、和牛は日本最高のご馳走ですね。
皆さん、是非一度、こだわりの和牛を食べにいらっしゃいませんか?

総務委員会 小池雅弘

                     

 

蔵の街の保存

 『重要伝統的建造物群保存地区』という言葉をご存知ですか?
栃木市は「蔵の街」としてこの15年街づくりをしてきました。江戸・明治に出来たこの街を残そう、そして他の街にない個性を発揮しよう!情報発信をして、多くの人々に訪ねて貰おうと、街づくりをして参りました。しかし、ここ数年、その「蔵」が一つ二つと解体され、消滅しています。非常に残念なことであります。個人所有の「蔵」は、もちろん所有者の意思により、保存することも、解体処理することも自由です。しかしながら、栃木市における(少なくとも、木戸内に存在する)「蔵」は、栃木市の「財産」であると私は思います。その「財産」を残すための、方策が『重要伝統的建造物群保存地区』(文化財保護法)の指定を文化庁から受けるということなのです。「小江戸サミット」でお付き合いしている、『埼玉県川越市』『千葉県佐原市』両市はすでにこの指定を受けています。では『重要伝統的建造物群保存地区』(以下伝建地区という)はどんな魅力があるのでしょうか?考えてみましょう。
一、とちぎの「蔵」が守られます。
一、「蔵の街とちぎ」のたたずまいが守られます。
一、景観を壊す「高層ビル」を建てさせません。
一、「蔵」の改修や街並みにあわせた建物の新築に補助が受けられます。
など、少し考えただけでも、色々出てきます。
また、栃木市で是非、「伝建地区」の指定を受けたい訳があります。それは、栃木には「伝建地区」を守っていくための素晴らしい『職人』がいる。ということです。栃木を愛し、市民の為に常に貢献している『職人集団』の存在はこの制度を守っていく上で欠くことが出来ません。そして、何よりも大切なことは、「木戸内」住民の皆様の合意形成です。住んでいる皆様一人ひとりが自分たちの街をどうするのか!「蔵の街とちぎ」の将来像をお考え頂き、是非ともこの「伝建地区」の指定をお受け頂きたいと希望します。『文化とは形を変えて心を残すもの』と言った人がいますが、栃木においては『文化とは形も心も残すもの』と思い、いつまでもこの素晴らしい街を守って頂きたい思います。

        小江戸とちぎ 代表世話人
        青年経営者会 直前会長 青木良一

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