るじょーむ(平成15年4月号)

 

街づくりセミナーを開催!!

 3月17日(月)、午後6時30分から商工会議所第二ホールにおいて、3月担当例会街づくりセミナーを開催した。この例会は2部構成で行い、まず今年度街づくり委員会での1年間の研究成果を発表した。これは地域に根ざしたビジネスを研究したもので栃木にこんなビジネスがあったらいいなというものをプランにしたものである。2部では、コミュニティビジネスをテーマに泣Rラボねっと 石井布紀子氏をお招きし講演いただいた。3月14日(金)、午後6時から商工会議所第二ホールにおいて、国際ハブ空港研究会との共催により国際空港整備に関する研究会(研究発表・基調講演・パネルディスカッション)が行われた。

街づくり委員会委員長 本田昌隆

 

国際空港整備に関する研究会に参加!!

 3月14日(金)、午後6時から商工会議所第二ホールにおいて、国際ハブ空港研究会との共催により国際空港整備に関する研究会(研究発表・基調講演・パネルディスカッション)が行われた。
 この研究会は三部構成で行われたが、その中でも栃商生による研究発表『これからの物流新事情』〜空を制するものは世界を制す〜では昔の物流事情から将来の物流事情が寸劇形式で行われ是非栃木に貨物を中心とした空港を誘致したいという研究発表で改めて認識させられた。

 


栃木駅の立体交差事業の完成記念
”栃木駅北口はこうありたい”執行部多いに語る

「歴史ある文教都市としての街づくりと北口には北関東一の書店を」
乗降客約26000人/日(JR,東武合計、平成13年2月現在)の利用者がある栃木駅の高架事業が完成した。栃木市の新しい「顔」となる栃木駅北口の在り方について執行部の皆さんに語って戴きました。

提案1:ベッドタウンとしての顔と歴史の街の顔を駅を中心に明確に分けたら。
 ・人口問題は基本的な問題。人口が増えれば自然に回転膨張していく。
・南口側をベッドタウンとして街づくりしたら。
- 歩いて15分位までをベッドタウンとして開発すべき
統一デザインの住宅・低コスト住宅など
日常生活上不便の無い商店街なども作るべき
- 南口も含め大平町側の開発との一体化を考えなければ意味が無い栃木市庁舎も南口に立てる
- 連絡通路を使うと南口はかなり近くなる。南口側を含めて考える必要あり。人が集まれば、何かやろうとする人が集まる。
- ベッドタウンとして必要なら町名変更も考えては
- 人が集まればいろいろ回転してにぎやかになる
- 休日には散歩がてらに、北側の歴史ある街に人が行くような生活ができれば
‐住むのが楽であれば、そこに何も無くても良い。近隣(例えば小山)の施設を借りて、住むのは栃木でも。最高のベッドタウンにする。
- 栃木は歴史がある。駅南と北口側のコントラストが明確になる。
古い街を守ろうと思えれば良い循環する。
- 利用者の大部分を占める学生を大事にする街づくり
- 病院の誘致も集客力あり
- 東武特急も全列車止まるようになったし特急用の回数券を作ってもらうと便利。
利用者が増えるのでは。

提案2:書店・シネコンの誘致を。
・栃木駅は学生の利用客が多いのが特徴ではないか。
・専門書などは結構宇都宮などの大型書店に買い物に行っている人が多い
取り揃えの多い大型書店があれば、地元はもちろん周辺都市からも人がくる。
・以前他団体で調査したときは、シネコンを作って欲しいのは一番多かった。
ゆったりとした席のシネコンがいい。小山には有るが佐野・足利にはないので、そちらから来る可能性がある。
 ・核店舗として、現在あるデパート系ショップの出店を。駐車場が確保の確保が必要。
 ・ファーストフード店があるだけで、自然と人が集まる。
 その付近に蕎麦屋や市内の商店などが集めれば。
 ・塾の送り迎えの待ち合わせの場所があれば、家に帰らず待ってられる

提案3:高架下は、駐車場に。
 ・車、自転車に便利な駅にしてほしい。
 ・高架下は、低料金の自動車・自転車駐車場にしてほしい。
 ・高架下は、小山や宇都宮駅前などは、自家用車にはとても利用しずらい。それでは、困る。

提案4:大通りは大型車進入禁止に
 ・新栃木駅前の道路が完成してから大通りを通るダンプが多くなってきた
 南へ抜ける道がさらに整備されるとさらにダンプが多くなってくるのでは。
  大通りがダンプ街道にならない様に今の内から進入禁止にすべきでは。
 また、大通りでも車の買い物に便利な様に細い一車線にして、駐車帯を作っては。

*人口8万4千人の街としては、大変立派な駅が完成しました。南側との交通も高架化によりとても便利になります。これからは、北口だけを考えるのでなく、南口側をも考えた街づくりが重要です。そのためには、隣町である大平町との連携。歴史という栃木市の財産を活かしつつ新しい街づくりで人が集まってくる魅力ある街になるよう真剣に考えていきましょう。

広報委員会委員長 中田 武

 

プロジェクトY 番外編 祝 商工会議所設立110周年

 「明治26年7月22日午後4時 栃木町大通りの風景」

 第二代栃木町長大塚惣十郎は照り付ける日ざしの中、ゆっくりと栃木町大通りを歩いていた。今日栃木商業会議所設立の認可が正式に下りたという連絡を受け、発起人としての責任の重さから解放された安堵感と、残された課題への重圧感とが大塚の心に交互に湧いてきた。傍らの望月磯平に「これからのまち作りは若い者の仕事だ」と声をかけた。望月は黙って頷くと、前方から歩いて来る呉服商山本元吉の長男でまだあどけない勇造と書籍商の長谷川家の調七青年を見つめた。道路の向こう側では、小平浪平と根本喜太郎が西瓜を食べながら電気と懐爐灰の最新技術について話していた。「巴波川洪水対策(11、12月号)や工場誘致(6月号)、特産の麻を利用した商品の開発(2,3月号)、大平山の観光開発(7,8月号)等、課題は山積している。そして何よりも栃木を文化の薫り高いまち(9,10月号)にしなければならない。百十年先の栃木が楽しみだ」と望月は彼らを見ながら呟いた。

                             広報委員会 大木 洋

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